一般歯科/小児歯科/矯正歯科
歯周病治療、精密根管治療、虫歯治療、矯正治療、インプラント治療、義歯治療
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失われた歯を人工の根を埋め込むことにより、よみがえらせる治療法です。ブローネマルク博士らが、 1952年に骨髄内の微小循環観察の目的でウサギの腓骨に純チタン製の顕微鏡を挿入して観察した後、 チタン製の顕微鏡と骨が強固に結合していたことを端緒としてチタンと骨組織とが直接密着して結合し、 チタンに加わった力が直接骨に伝わるようになる事を偶然にも発見したことがはじまりで、 その後研究が続けられ現在のインプラント治療が確立されました。
インプラントは義歯やブリッジとは違い周囲の歯を削ったり、負担をかけることなく失われた歯を回復し、 口腔機能の改善を目指す治療法の一つと言えます。
1 診査、診断 血液検査等、CT撮影
2 治療説明
3 初期治療
4 インプラント施術(施術前に必要な治療後)
5 上部構造装着(セラミック、金属冠等)
6 メンテナンス
となります。
治療費は患者様の状態によりますが、アストラテックインプラントを 使用し、セラミックを被せた場合¥420000〜になります。 骨造成、静脈内鎮静などの処置は別途費用がかかりますので 担当医にご相談ください。
インプラント治療は治療終了からのメインテナンスが大変重要です。
メインテナンスを継続せず、インプラント周囲の細菌感染によってインプラント粘膜炎、インプラント周囲炎をおこすことがあります。
インプラント周囲粘膜炎
インプラントとその周囲の粘膜にのみ起こる炎症でインプラント周囲の清掃や歯科医院での定期メンテナンスを受けていない状況が続きインプラントの周囲粘膜に炎症反応が見られる状態です。この段階では適切なプラークコントロールをすることで健康な状態に戻ります。
インプラント周囲炎
インプラント粘膜炎が進行して、インプラントを支える顎の骨にまで炎症が達したもので、周囲粘膜の炎症とインプラント周囲の骨の吸収を伴います。
この状況になると、違和感や痛み、出血、膿が出る、放置するとインプラントが動揺し、脱落することもあります。
定期的なメンテナンスとレントゲン診査などで発見された場合は適切な処置を受ける事が必要です。歯周病菌の徹底的な除去とかみ合わせの調整などケースにより様々な対応が必要になってきます。
骨粗鬆症治療薬とインプラント周囲炎について
骨粗鬆症治療薬(ビスフォスフォネート製剤)の長期服用に伴い、口腔周囲の外科処置後などに顎骨壊死などの症状が現れる事が報告されています。
4年以上の長期服用でインプラント周囲炎などがある場合発現率が上がると言う報告もあります。
外科処置をする場合に服用期間が短ければ休薬して処置を行うこともありますが、長期服用では休薬しても骨の中に薬剤が残っているためインプラント治療以外の治療方法を選択する場合もあります。
すでにインプラントが埋入されその後に骨粗鬆症治療薬の服用を開始する場合には、処方する医師に必ずインプラント治療を受けていることをお伝え下さい。
当院ではインプラント治療保証を行っております。
『インプラント10年保証システム』はサービス提供会社であるガイドデント社が第三者として保証をバックアップし、患者さまのインプラント治療を長期的にフォローすることで、患者さまにより安心して治療を受けて頂けます。
保証をお受け頂くには年に2回以上の定期メンテナンスの受診が必要条件となります。
詳しくはガイドデントホームページをご覧頂くか、当院スタッフまでお問い合わせ下さい。
当院ではインプラント治療は公益社団法人日本口腔インプラント学会 専門医が行います。
この資格は学会が所定の研修と治療歴の提出、診査、試験をへて認定するものです。
学会では認定後もその質を担保するため様々な研修や報告を義務付けています。
このため、当院では症例の報告にご協力をお願いする場合がございます。
当院では日本矯正医学会認定医による、矯正治療ならびに無料相談を実施しています。
(診療日は受付までお尋ね下さい)
歯並びの気になる方、矯正治療をお考えの方は医師、またはスタッフまでお問い合わせください。
小児、成人は問いません。
矯正専門医:城所 光昭
(日本矯正歯科学会認定医)
Step-1 初診・相談
お口の状態を拝見させていただき、おおよそのお口の状態と治療の流れ、料金等をご説明いたします。 (相談料は無料です。先ずはお気軽に一度ご相談ください。)
Step-2 精密検査
お口の中の状態を的確に把握するために検査を行います。 口腔内写真、顔写真、歯型、噛み合わせ、レントゲン写真等を撮らせて頂き診断時の記録、参考資料とさせていただきます。
Step-3 診断
検査の資料をもとに今現在の状態と、今後の治療方針、治療期間、料金等についてご説明いたします。 矯正治療自体、解りづらいことも多いと思いますので、コンピューター解析による予測図をお見せしながら、 疑問・質問に納得いただけるよう説明いたします。
Step-4 装置の装着
装置により所要時間は異なりますが、小児の取り外し可能な装置で約 20 分~、成人の歯に全体的に接着する装置で 60分ほどお時間をいただきます。その他に付加装置が必要でしたらその分お時間をいただくことになります。
Step-5 歯の移動
矯正装置装着後は約3~8週に1度の来院、調節が必要です。所要時間は内容により異なりますが、 1回の調節に15~60分程かかります。積極的に歯を動かしていくのに半年で終わる人もいれば、2年半必要な方もおり、期間はさまざまです。
Step-6 装置除去・保定管理
良い歯並びになり、歯を移動する装置をはずすと同時に、噛み合わせを安定させる(保定)装置に変わります。 保定管理となってから約2年、3~6ヶ月に1回の通院でアフターケアを行います。 この間、保定装置の調節、虫歯や歯周病の予防指導、一般歯科、審美歯科治療のご相談を行います。
Step-7 定期通院終了
定期的な通院は終了となりますが、ここからは患者様自身が主治医となるセルフケアのスタートです。 老化による歯並びの変化を最小限に抑える意味では夜間就寝時の保定装置の使用継続を強く推奨いたします。 また、ご希望がありましたら、その後も保定装置のチェック、調節、歯のクリーニング等も行わせていただきます。
当院では低侵襲で正確な診療をするため虫歯治療や歯周病治療など多くの診療で高倍率拡大鏡を使用し診療にあたっています。
裸眼に比べ視野を〜10倍に拡大することでより精密な診療をすることが可能です。
また、精度の高い精密根管治療や歯周外科処置などマクロの治療からミクロの治療をする場合は歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)を
使用しています。
できるだけ歯を削らず必要最低限の範囲のみ感染を除去し、最新の接着技術や予防的な処置を組み合わせ
再治療を少しでも少なくするよう心がけています。
歯周病は口の中に存在する歯周病菌が歯肉の中で増殖し出血や顎の骨の吸収を引き起こす疾患です。
現在は内科的な疾患(糖尿病や動脈硬化、虚血性心臓疾患、脳血管障害など)の合併症を引きおこすことがわかっています。
そして、喫煙や歯ぎしりやストレスなどによる免疫力の低下により進行していきます。
また、原因菌は家族間でも感染し潜在的にリスクを持った方もおられます。
ではどのように治療をすれば良いのでしょう。
もちろんまずは状況をしっかりと診査、診断するための情報収集が必要です。
歯周ポケットの診査(深さ、出血や膿の有無、根の表面の性状)、レントゲンによる骨の吸収や形態の把握、歯の動揺状態やかみ合わせの診査、歯の表面の汚れ(プラーク)、そして歯周病菌の種類の特定と数、などを総合して判断し治療にあたります。
前谷歯科では常々患者様にご自身の状態をしっかり理解していただくため様々な情報提供を行いながらご納得頂いて治療を進めていくことを心がけています。
レントゲン診査、歯周組織精密検査、口腔内写真撮影を行い、歯周基本治療を行います。
歯周病は人それぞれ病態が異なるため、
歯周病の状態(歯周ポケット内の状態)を把握していただくために必要に応じて位相差顕微鏡による細菌のチェックを行います。
このように細菌の形や動きそして種類や組み合わせ、また炎症性細胞(白血球など)状態を動画でつぶさに確認することができます。
また、このような記録を残すことで治療前と治療中や治療後の状態を比較しています。
歯周病の治療は患者様にとっても改善の状態がわからなければ治療を行うモチベーションを保つのが難しいためこのように常に情報提供をすることで積極的に治療に取り組んでいただけると当院では考えております。
実際の治療は口の中のクリーニング、歯石の除去、歯周ポケット内の歯石の除去(ルートプレーニングや外科処置)、かみ合わせ治療などを行いますが、更に細菌の数や種類を特定し(リアルタイムPCR法)抗菌薬や次亜塩素酸水による除菌などを行う歯周内科治療を行う事もあります(歯周内科治療は自費診療となります。)
歯周病の進行状態やタイプにより施術の内容や方法が異なるため詳細は担当医に直接お尋ねください.
(患者様の状態により異なります)
短期集中治療
短期集中歯周病治療:FMD(フルマウスディスインフェクション)
短期集中歯周病治療(FMD)はFull Mouth Disinfection(フルマウス ディスインフェクション)の略で、1990年代にQuirynenにより提唱された歯周病の治療方法です。短期集中歯周病治療(FMD)では全ての歯の歯周病治療を1回で行います。
通常の歯周病治療では歯周病菌に感染している部分を部分的に分けて除去をしていきます。感染が弱い場合や慢性的にゆっくりと進行している場合には有効ですが、感染が強い場合、いくつかの毒性が強い細菌群に感染している場合は治療効果を高めるため、全顎的な除菌療法を行います。また通院する時間が中々取れない方にも、短期間で治療が出来るためおすすめしております。
短期集中歯周病治療の進め方
1. 歯周ポケットの深さを測定します
歯と歯ぐきの隙間「歯周ポケット」を専用の器具「プローブ」を使って計測します。健康な歯ぐきであれば、歯と歯ぐきの隙間は1~3mmですが、歯肉炎や歯周病になっているとその隙間が4mm以上になってきます。
2. 細菌検査
治療に先立ち、歯周病細菌検査(リアルタイムPCR法)にて細菌の種類と数を調べ、結果を踏まえて抗菌薬の服用と併用し全顎的な除菌療法を行います。歯周病の原因菌を特定せずに、歯周病治療を行っていても、いつまでも治療効果が得られないこともあるので、細菌検査を行うことは非常に重要です。
3. 縁上歯石の除去
歯ぐきより上に着いた縁上歯石の除去を行います。
4. 短期集中歯周病治療 (FMD)
歯周ポケット内に沈着した歯石、汚染組織を一気に除去していきます。
軽度歯周病で1~2時間、中度歯周病以上では2時間~3時間程度で全ての歯、歯周ポケット内に沈着した歯石や汚染組織を除去していきます。通常1回の処置になりますが、状況に応じて数回に分けることもあります。
5. 再評価
再度、歯周病基本検査と、細菌検査を行い、歯周病の改善状況を確認します
歯周病菌細菌検査(リアルタイムPCR法)
リアルタイムPCR法を採用した歯周病原因菌を特定するための細菌検査です。
細菌検査とは
歯周病は多因子疾患で細菌、環境、宿主の要因が絡み合って発症し進行します。
その中でも重度歯周炎や侵襲性歯周炎、全身疾患に影響する歯周炎では細菌因子である歯周病原細菌が大きく関与しています。特に重度歯周炎や侵襲性歯周炎等では、口腔内の歯周病原細菌の感染の除去が必要になるため、特定の細菌の有無や菌数が重要となります。
リアルタイムPCR法は特定の細菌などのDNAを短時間に増幅させ、その数を定量的に測定する検査方法であり、細菌の生死に関係なく測定できるという特徴があります。これにより、測定が難しかった嫌気性菌である歯周病原細菌の数も正確に測定することが可能となりました。
特に歯周病の進行や重症度に影響が大きい5種類の菌の判定を行います。
酸素のない歯周ポケットの奥底に生息し、歯周病と関わりが深い菌で、ひどい悪臭を発生します。毒素を放出して歯肉の炎症や歯を支える骨を溶かしたりします。慢性歯周炎の発生に深く関与します。
侵襲性歯周炎(急激に進行する歯周病の一種)に関わりがあると言われている細菌です。毒素を放出して歯肉の炎症や歯を支える骨を溶かしたりします。身体に侵入した細菌やウィルスを攻撃する白血球に対する毒素を作ります。
スピロヘータというらせん状をした運動性のある細菌の仲間です。歯周病が進行すると組織の隙間に入って病状を急激に悪化させてしまいます。また免疫を抑制する成分を持っているため、この菌が爆発的に増えても抗体が産生されないと言われています。
紡錘状の形をした細菌です。P.g菌やT.d菌と共に検出される部位は、歯周病のリスクが高いと言われています。
女性ホルモンによって発育が促進される細菌です。思春期性や妊娠性のホルモン関連性歯周炎を引き起こします。
重度歯周病
・歯周組織再生療法
再生療法とは失われた派の周囲の骨(基礎となる部分)を再生する目的で行われます。
部分的に失われた骨のスペースに入り込む粘膜組織を排除し骨の再生を図るGBR法やエムドゲイン法(エナメルマトリックスタンパク質を利用し根の周囲に骨を作るの細胞を誘導し失われた骨組織を拡幅する治療材料です。)
現在、歯周組織再生療法治療薬としてリグロスが保険適応となりました。
歯周組織再生剤リグロスを用いた外科処置は、歯周外科手術の際に、歯周病に侵された歯根表面に細胞を増やす成長因子を主成分とした歯周組織再生医薬品を用いて、破壊された歯周組織の再生を図る治療法です。低侵襲な治療法ですが、すべての患者さんのケースにできるものではありません。また、悪性腫瘍がある患者さん又はその既往歴のある患者さん、リグロスの成分に対して過敏症の既往歴のある患者さんには使用できません
当院でも取扱をしておりますが、患者様の状態により効果や適応に範囲がありますので担当医までご質問ください。
※FMD(フルマウスディスインフェクション)
※歯周組織再生療法(一部保険適応)・FMD( フルマウスディスインフェクション)などは自費診療となります。
医療法人社団三志会 前谷歯科は歯科外来環境体制加算の施設基準取得をしております。
歯科外来診療環境体制加算の施設基準とは、厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方社会保険事務局長に届け出た保険医療機関において、歯科外来診療の総合的な歯科医療環境の体制整備に係る取組を行った場合という施設基準です。これは歯科診療の特性を踏まえ、患者さまにとってより安全で安心できる歯科外来診療の環境の整備を図る取り組みに対する評価です。
医療法人社団三志会 前谷歯科では、以下の要件を満たし、この施設基準を満たし受理されました。
1 | 所定の研修を修了した常勤の歯科医師が1名以上配置されていること |
2 | 歯科衛生士が1名以上配置されていること |
3 | 緊急時の初期対応が可能な医療機器(AED、酸素ボンベ及び酸素マスク、血圧計、パルスオキシメーター)を設置していること |
4 | 診療における偶発症等緊急時に円滑な対応ができるよう、別の保険医療機関との事前の連携体制が確保されていること |
5 | 口腔内で使用する歯科医療機器等について、患者ごとの交換や、専用の機器を用いた洗浄・滅菌処理を徹底する等十分な感染症対策を講じていること |
6 | 感染症患者に対する歯科診療について、ユニットの確保等を含めた診療体制を常時確保していること |
7 | 歯科ユニット毎に歯牙の切削や義歯の調整、歯の被せ物の調整時等に飛散する細かな物質を吸収できるよう、歯科用吸引装置等を設置していること 歯科診療に係る医療安全管理対策を実施している旨の院内掲示を行っていること |